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有休管理でよくあるミス5選!年5日取得を「仕組み」で防ぐコツ

有休の管理ミスは、単なる事務ミスでは済まず、「最大30万円の罰金」や「未払い賃金トラブル」に直結するリスクがあります。

今回は、実務で本当によくあるミス5選とその対策をまとめます。


目次

よくある疑問

  • パートさんは出勤日が少ないから、5日取らせなくてもいいよね?
  • 本人が「休みたくない」と言っている場合も、無理やり休ませるの?
  • 前の会社で使わなかった有休を、今の会社に引き継げる?

実務でもかなり多い誤解です。
結論からシンプルにまとめます。


結論:有休管理のミスは「仕組み」で防げる!属人化をなくす重要ポイント

有休管理のミスは、担当者の注意不足よりも「管理ルールが曖昧であること」が原因です。

個人の記憶やエクセルに頼りすぎるのではなく、「付与日を統一する」「5日未達者にアラートを出す」といった仕組みさえ整えれば、ほとんどのミスはゼロにできます。


なぜ罰金が発生するの?有休の「年5日取得」が会社の法的義務である理由

労働基準法の改正により、「年5日の有休取得」は会社に課せられた「義務」になったからです。

これまでは「本人が申請したら休ませる」という受け身の姿勢で良かったのですが、現在は「会社が進捗を管理し、足りなければ時季を指定してでも休ませる」という能動的な姿勢が求められています。これを怠ると、「取得義務違反」として厳しい指導の対象になります。


自社は大丈夫?有休管理で中小企業がやりがちな「本当によくあるミス5選」

現場で特に注意すべき5つのケースをまとめました。

よくあるミス放置した際のリスク解決する「仕組み」
① パートの5日義務漏れ1人最大30万円の罰金管理簿に「付与日数」の列を作る
② 本人希望待ちで未達労働基準法違反(指導対象)会社からの「時季指定」を行う
③ 繰り越し分の計算ミス有効期限の誤認トラブル「一斉付与」で基準日を統一する
④ 退職時の一括消化パニック現場の業務停止毎月の進捗チェックをルーチン化
⑤ 管理簿の項目不足調査時に「書類不備」となる勤怠管理システムの導入

① パート・アルバイトの「5日義務」漏れ

正社員だけでなく、週3〜4日勤務などのパートさんでも、勤続年数によって「年10日以上」の有休が付与される場合があります。付与日数が10日に達した瞬間から、そのパートさんも「年5日取得義務」の対象になります。

② 「本人が希望しないから」と放置

「うちの社員は休みたがらないから」という理由は通りません。本人の希望がない場合は、会社が「〇月〇日に休んでください」と時季指定を行わなければなりません。

③ 前年度の「繰り越し分」を忘れている

有休の有効期限は2年です。今年付与された分だけでなく、前年の残りから先に消化していくのが原則です。管理簿上で「いつの分を何日使ったか」が整理されていないと、時効の計算を間違えます。

④ 退職時の「一括消化」への備え不足

退職が決まった従業員から「残っている30日分、全部消化して辞めます」と言われ、現場がパニックになるケースです。これは法的に拒否できません。日頃からこまめに管理・消化させておくことが唯一の対策です。

⑤ 「管理簿」の項目不足

「何日残っているか」は記録していても、「いつ休んだか(具体的な日付)」を記録していないケースです。これでは法定の「管理簿」として認められません。


管理職も対象?有休の「年5日取得」で間違いやすい注意点とトラブル対策

  • 管理監督者(役職者)も「年5日」の対象
    残業代がつかない「管理監督者」であっても、有休の年5日取得義務は免除されません。社長の右腕となる幹部ほど休みがちですが、しっかり管理が必要です。
  • 「ダブルカウント」はできない
    祝日を「有休」に振り替えたり、元々の休日を「有休」と言い換えることはできません。あくまで「労働義務がある日」に休ませることがカウントの条件です。
  • 時効の消滅日をチェック
    付与日から2年で時効になります。一斉付与を導入している場合は、全社員の時効日が揃うため、失効しそうな社員へ事前にアナウンスする仕組みを作ると親切です。

漏れはない?有休管理のミスを防ぎ「年5日取得」をクリアする要点まとめ

  • パートさんも付与日数が10日なら「年5日義務」が発生する
  • 本人の希望がなくても、会社は休ませる義務がある
  • 前年からの繰り越し分を含めて、正しく有効期限を管理する
  • 管理簿には「具体的な取得日」を必ず残す
  • 役職者も忘れずにカウントの対象に含める

有休管理のミスを防ぐ一番の近道は、「管理をバラバラにしないこと」です。付与日を統一し、誰が何日取っているかを見える化することで、期限ギリギリになって慌てることを防げます。

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